CBDについて調べていると「THC」というワードがよく出てきますよね。
しかし、あまり詳しくない方からすると、
「THCってそもそも何？」
「日本でTHCが違法って本当？」
などといった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
そこで今回この記事では、THCの概要からCBDとTHCの違いまで詳しく紹介・解説していきます。
THCとは？
THCとは、TetraHydroCannabinol（テトラヒドロカンナビノール）の略称であり、麻に含まれるカンナビノイドの一種です。
人間の体にはエンドカンナビノイドシステム（ECS）というカンナビノイド受容体が2種類あり、「CB1」と「CB2」という2つに分けられ、このTHCはCB1との親和性が高いことが特徴。
また、CB1は脳神経に広く分布していることから、CB1に作用するTHCは精神面へ強く影響を与えるんです。
そのためTHCを摂取することで視覚や聴覚などが敏感になり、いわゆる「ハイ」の状態が引き起こされます。
以上のような特徴のあるTHCはマリファナの原料にもなっており、多くの国で所持や使用が規制されています。
CBDとTHCの違いは？
THCは麻に含まれるカンナビノイドの一種だとお伝えしましたが、CBDもカンナビノイドの一種であることから、違いが分かりにくく混同している方も多くいます。
しかしCBDは摂取した際に「非精神活性作用」と呼ばれるリラックス効果が得られる一方で、THCは摂取した際に「精神活性作用」と呼ばれるハイになる効果が発現する、などのように作用に大きな違いがあるんです。
また、THCは「心拍数の増加」や「記憶が薄れてくる」、「強い依存性」などの副作用も確認されています。
以下にCBDとTHCの違いをまとめるので、参考にしてみてください。
・CBD
【作用】：不眠症やうつ、不安の改善など
【副作用】：口が乾く、強い眠気など
・THC
【作用】：快感、幸福感、幻覚など
【副作用】：心拍数の増加、リアクションが遅れるなど
THCは日本では違法なので注意
THCは日本では大麻取締法によって規制されており、使用はおろか所持するだけで違法となってしまいます。
しかしCBDは精神活性作用が少ないことから規制の対象にはなっていないので、これまで通りCBDは安心して使うことができます。
また、THCが入ったCBD製品はもちろん日本では流通していないので、正規ルートでCBD製品を購入すればTHCが入った製品を間違って所持する心配も基本的にはありません。
ただし、個人輸入でCBD製品を購入する場合には極稀にTHCが入った製品が流通しているとの情報もあるので、個人輸入を利用する際は最大限の注意をするようにしましょう。
海外でもTHCの摂取を躊躇する人が多い？
日本を含む多くの国でTHCは規制の対象となっていますが、国によっては合法で使える国もあります。
しかし、アメリカなどTHCが合法の国であってもTHCの精神面への作用や依存性の高さから、THCを摂取することに対する不安を感じる方は少なくないようです。
多くのCBDユーザーはTHCが含まれていないCBD製品を使用することが一般的と言われています。
