CBDはリラックス効果などが期待できる成分であり、国内でもCBDを取り入れた商品が多く提供されています。
どんな人でも基本的に摂取できる成分ですが「妊婦でもCBDの摂取は問題ないの?」と疑問を感じる人もいるでしょう。
妊婦は敏感な体質に変化しているので、気になるところです。
本記事では妊婦のCBDの摂取について解説していきます。
目次
CBDとは
CBDとは大麻草の茎や種から摂取できる成分です。
大麻草から取れる成分ですが日本国内では合法となっており、摂取しても問題ありません。
依存性もなく、むしろ神経の緩和など良い効果が期待されています。
CBDの効果
CBDはリラックス効果を得ることが期待できます。
神経を緩和させる働きがあるので、ストレスを発散させることが期待でき、体に大きな負担を抱えることがありません。
また、治療としてCBDを利用する国もあります。
血圧を正常に戻す働きがあるので、高血圧な方は血圧を低められる効果が論文などで示唆されています。
世界保健機構(WHO)で安全性が発表されたことを機に、様々な効果への期待が高まっており、各国で研究が進められています。
CBDはどんな人におすすめ
CBDはストレスを直ぐに感じてしまう人におすすめです。
環境が変化してストレスを感じてしまう人、忙しくて精神的に不安定になってしまう人、ストレスで睡眠不足に陥っている人などはCBDを摂取することでストレスが緩和され、精神が安定することを期待できるでしょう。
また、てんかんなどにより突発的に発作が起きてしまう人も、CBDを摂取することがおすすめです。
CBDの摂取により体の基礎代謝が向上して発作が出るのを防ぐやすくなることも期待できます。
CBDは妊婦さんに影響出る?
CBDはいろいろな良い効果を得られる期待を持てますが「妊婦の状態でも同様の効果を得られるの?」と疑問を感じるでしょう。
妊婦の状態でCBDを摂取して悪影響が出ないか解説します。
影響が出る可能性もある
結論からまとめると、妊娠中の方がCBDを摂取すると影響が出る可能性があります。
アメリカの産婦人科専門医の団体「ACOG」は妊娠中に大麻草の成分を摂取すると新生児の体重少なくなるなど、何らかの問題が生じやすくなることを公表しています。
ただ、CBDを摂取したとしても必ず悪影響が出るわけではありません。
妊娠中につわりなどがひどく、緩和するためにCBDを使用することは可能です。 ただ、体質によって何が起こるか分からないので産婦人科の医師に相談するようにしましょう。
妊娠中にCBDを使用するリスク
妊娠中にCBDを使用するなら、有効成分が母体だけでなく胎盤を通して胎児にも達成することが研究で解明されています。
妊娠中に胎児にCBD成分が行くと脳の発達を妨げてしまう、標準よりも小さい身体の赤ちゃんになってしまう、最悪死産する可能性もあります。
CBDを摂取したとしても必ず赤ちゃんに悪影響が出るわけではないとは言え、利用するならリスクもあることは認識しておくべきです。
まだ、CBDに関しては事例も少ないので、CBDを摂取する際は医師と相談しながら細心の注意を払うようにしましょう。
妊娠中にCBDを使用するメリット・デメリット
妊娠中にCBDを使用することはメリットとデメリットがあります。
両方をしっかり把握してCBDを摂取すべきなのか判断することが大事です。
メリット
CBDを妊娠中に使用するなら、精神安定の効果を期待することができます。
妊娠中は女性ホルモンのバランスが崩れてしまうことがあるので、精神的に不安定になりやすい時期です。
しかし、CBDによってリラックス効果を得られるなら、精神も安定して胎児への負担も軽減されるでしょう。
また、CBDを使用することにより妊娠中にあるつわりによる嘔吐、痛みを和らげることも役立つようです。
CBDを使用するなら妊娠中の負担を軽減できる期待が持てます。
デメリット
妊娠中にCBDを使用するデメリットは、ホルモンバランスが乱れることもあることです。
CBDは精神安定のメリットがありますが、妊娠中はホルモンバランスが不安定であり、成分が刺激されてより悪くなるリスクも考えられます。
もし、ホルモンバランスが乱れてしまうと、赤ちゃんが大きくなるにつれて内臓が圧迫され、吐き気や不眠症、不安障害を引き起こすことがあります。
CBDによるメリットとデメリットは表裏一体という点を覚えておきましょう。
まとめ
妊娠中のCBDの摂取について内容を紹介してきました。妊娠中のCBD摂取はメリットもあればリスクもあるため、細心の注意を払うことが重要です。
妊娠中は体質も敏感でホルモンバランスも変化しているため、個々によってCBDの効果が良い方向か悪い方向に向くのかわかりません。
CBDを使用するときは医師に相談して承認を得るようにしておきましょう。