CBDは効果ある?効能•効果時間•摂取方法を徹底解説!

CBD(カンナビジオール)は麻から抽出される成分で、世界保健機構でも安全性が発表され注目を集めています。

海外では医薬品として使用している国もあり、ストレス、不安、精神病、不眠症、依存症、けいれん、肌荒れ(にきびなど)、癌への効果の可能性が期待されています。

今回はそんなCBDに期待される効果について具体的に解説します。

CBDとは?

CBD(カンナビジオール)は麻から抽出される成分で、その効果と効用のために健康に有益であることが示唆されています。

具体的には、うつ病などの精神疾患、てんかんなどの神経障害、高血圧・心臓病、糖尿病、関節炎・リウマチ、がん治療など、さまざまな病気への効果が期待されています。

2017年に世界保健機構(WHO)が安全性を示しており、自然療法の観点からも医療現場から注目が集まっている成分です。

CBDは合法なの?

CBDは麻から抽出される成分のため「CBD =大麻=違法」のイメージがありますが、日本でCBDの違法性はなく合法です。

大麻やマリファナに含まれるTHCという成分が「人をハイにする作用」を持ち危険性が高いため日本では所持・栽培が禁止されていますが、CBDにはそのような効果や成分が含まれていないため法的規制の対象にはなりません。

さらに2017年12月にWHOが「CBDを国際的に規制対象物質とすべきでない」と発表しており、世界中で規制が緩和されつつあります。

THCとの違い

多くの人が想像する大麻やマリファナによる影響は、THC(テトラヒドロカンナビノール)と呼ばれる成分によるものです。このTHCは非常に精神活性が高く、場合によっては混乱、幻覚、幻聴を引き起こす可能性があります。

そのためTHCを含む大麻やマリファナの所持・栽培が禁止されています。

一方で、CBDはTHCと同様に麻から抽出される成分ではありますが、性質や構造が全く異なるため体への影響も異なります。

CBDには依存性やリスクがないことがWHOより報告されていることもあり、違法性がなく様々な医療への活躍が期待されています。

CBDにはどんな効果があるのか

CBDには、様々な効果を示す可能性が示唆されており、医薬品として使用している国も存在します。

ここではCBDに期待される代表的な効果を紹介します。

ストレス緩和や不安軽減の効能

CBDにはストレスや不安を軽減する効果が期待されています。

臨床試験はCBDオイルが不安を効果的に軽減できることが示されており、恐怖や不安障害に苦しむ人々にとっては自然な治療法である可能性があります。

また、社交不安障害を持つ患者にCBDを600mg投与したところ、人前でのスピーチがしやすくなったという研究結果が報告されています。

不眠症の改善にも役立つ

CBDは睡眠障害(不眠症)への効果も期待されています。

不安障害と睡眠不足のある成人72人を対象とした研究では、最初の月の睡眠指数が66.7%増加していることが示されました。

また、CBDが体の内在性カンナビノイドと相互作用することが示されており、これが不眠症の患者にとって効果的な自然療法である可能性が示唆されています。

消炎・鎮痛の効果

CBDが炎症や痛みの軽減に効果がある可能性があります。

CBDとTHCを同時に投与した研究では、末梢神経障害性疼痛、関節リウマチなどの痛みを軽減したことが報告されています。

しかし、CBDとTHCを同時に投与した場合であり、CBDの効果によるものかは明らかになっていないため今後の研究に注目が集まっています。

依存症や中毒の緩和効果

麻薬、アルコール、タバコ、薬品など、さまざまな依存症や中毒緩和に役立つ可能性が示唆されています。

依存症が発生するメカニズムについては、依存症が続く体内の神経細胞の変性・欲求が不安と密接に関係していると言われています。

2013年に行われた「大麻による禁断症状を抱えた19歳の女性にCBDを10日間投与した研究」では、離脱症状の軽減が認められたと報告されています。

さらに、喫煙者を対象にCBDを1週間以上にわたって吸引させたところ、喫煙本数が40%削減されたことが示されています。

ニキビなどの皮膚トラブルにも効く

CBDは免疫系に作用することで炎症を抑え、ニキビなどの肌トラブル軽減にも効果が期待されています。

前臨床試験(動物実験)では、内在性カンナビノイドシステムやさまざまなCBDとの相互作用など、抗炎症、かゆみ、老化防止の効果が示されました。

CBDの効果的な摂取方法

CBDを摂取する主な方法は3つあり、吸収効率、効果の開始時間、効果の持続時間は異なります。

ここでは代表的な3つの摂取方法について具体的に解説します。

CBDオイルは経口摂取するのが最善で、リキッドはもっぱら気化摂取でたばこ吸引型で、CBDスキンケアは主に経皮摂取です。

CBDオイル

CBDオイルは「経口摂取」するのが最善です。舌の裏と舌の下に1〜5滴のCBDオイルを入れ、1〜2分待ってから飲み込みます。

CBDは舌の後ろの粘膜に浸透し、毛細血管から吸収され全身に効果が及びます。この舌下法は吸収効率を約20%向上させることができます。

効果は約1時間後に始まり、血中濃度は2時間後に上昇します。総効果時間は6〜8時間のため、1日2回朝夕に使用することで、1日中効果を持続させることができます。

CBDリキッド

CBDリキッドは、VAPEなど電子タバコを用いて気化されたCBDを肺から摂取する方法です。

気化されたCBDが一度に肺の毛細血管に溶解して全身に取り込まれるため、高い吸収効率と素早い効果が期待できます。

効果は吸入直後に発効し約10分で血中濃度が上昇しますが、効果時間は短く30分~数時間ほどで切れてしまうと言われています。

CBDスキンケア商品

CBDスキンケアは主に経皮摂取です。指先を使ってCBDオイルまたはクリームを取り、患部に直接塗って少しマッサージします。

使用場所や環境により効果時間は異なり個人差がありますので、少量から始めることをおすすめします。

通常塗布してから1時間ぐらいから効果が発現しますので、様子を見ながら使用量を調整するといいでしょう。

まとめ

今回はCBDに期待される効果について紹介しました。

まだ研究段階の新しい成分ですが、すでに医薬品として使用されている国があるほど注目度の高い成分であることには違いありません。

日本でも違法性がなく手軽に入手することができますので、気になる方は自分の目で効果を確かめてみてはいかがでしょうか。

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